坂本龍馬と千葉さな子

坂本龍馬の許婚


千葉さな子は江戸の桶屋町で千葉道場を開いていた千葉定吉の長女でした。当主の千葉定吉は北辰一刀流の開祖千葉周作の弟です。坂本龍馬はこの定吉の千葉道場で、安政三(1856)年から五年までの三年間、剣術の修行に励んでいました。その縁でさな子と知り合ったわけです。さな子はなぎなたの名人でもあり坂本龍馬とともに剣術の修行に励んでいたことでしょう。しかし動乱の世、結局龍馬とさな子は結ばれることなく別々の人生を歩むことになるわけです。さな子はその後、家伝の灸で生計を立てていました。その灸の患者である自由民権運動家の小田切謙明夫妻と懇意になり、さな子の死後、豊次夫人の好意により無縁になる谷中の墓地より分骨し、小田切家の菩提寺であるこの清運寺に墓を建てたのです。墓には「坂本龍馬室」と刻まれており、龍馬を思い続けたさな子の気持ちを察した豊次夫人の思いやりが感じられます。さな子の墓は今でこそ坂本龍馬ファンがたくさん訪れますが、以前は剣道など剣術の修行をしている方がさな子の強さにあやかりたいと必勝祈願に来られることが多かったものです。
 
 


当寺では、千葉さな子さんの墓所について案内表示板を設置しておりません。お墓の場所がわからない方はお気軽にお尋ねください。
千葉さな子さんの名前入り携帯ストラップ型の清運寺のお守りができました。
お守りは一つ500円でお分けしております。
御希望の方はお寺にお越しいただくか、送付希望の方は下記の郵便振替口座をご利用ください。
郵便振替口座番号 00450−2−2371
甲府市朝日5−2−11 清運寺
 
お振り込みの場合、お守り代1体500円×個数分の金額に送料(切手代80円)を添えてお送りください。
通信欄には「千葉さな子お守り代」とご記入ください。
お守りは郵便にてお送りいたしますので、郵便番号、住所、氏名はお間違いなくご記入ください。
 
片面には坂本龍馬室千葉さな子の文字と坂本家の家紋入り。
素材は昔から女性の櫛として使われている柘植(つげ)の木を使用、使っているうちにだんだんつやが出てきます。
また、柘植は魔よけになるともいわれています。
もう片面には守護清運寺と書かれています。